こんにちは、東都紙器です。
東都紙器では、長く働いてくれる方が多く、家族のような一体感があると思います。
その中で課題となっているのが、職人の世代交代。
ベテラン職人の持つ技術をいかに若い世代に継承していくか、日々悩みながら取り組んでいます。
そんな折によいご縁があり、次世代の紙箱製造を担う犾守(えぞもり)さんが入社しました!
犾守さんは元公務員という異色の経歴の持ち主。
印刷業界での経験が長く、紙の仕事がしたいと考えて東都紙器へ。
現在は貼加工を行うグルアーを担当している犾守さんに、入社のきっかけや仕事の様子を聞きました。
公務員から印刷業界へ、そしてようこそ化粧箱の業界へ!
――前職ではどんな仕事をしていましたか?
犾守:印刷会社で印刷機のオペレーターをしていました。19年ほど勤務していましたが、緑内障で左目での色の識別が困難になってしまいました。印刷の仕事はあきらめなければならなかったのですが、紙の仕事はずっと続けていきたいと考えて仕事を探していました。
――東都紙器に入社するまでずっと印刷の仕事をしていたのですか?
犾守:いえ、実は新卒で公務員試験に合格し、郵便局で働いていました。ものづくりの仕事がしたいと思っていたのですが、ちょうど就職氷河期の頃で、就職先がみつからなかったんです。郵便局で2年ほど働いていましたが「どうしてもものづくりの仕事がしたい」という思いが強くなりました。新卒の時期よりも求人情報が増えたこともあって、印刷会社に入社することができました。
――東都紙器に興味を持ったのは、どんなことがきっかけでしたか。
犾守:ハローワークからの紹介で東都紙器を知りました。ホームページを見たら、渡部さんや伊藤さん、山岸さんといった工場勤務の人のインタビューがあり、どんな仕事なのかイメージすることができました。好きな印刷の仕事と近しいことも魅力でしたね。また東都紙器ジャーナルにラッピングトラックをデザインしたという記事を読んで、いろいろなことにチャレンジしてかっこいいな、と思いました!
渡部さんのインタビューはこちらから>>東都紙器の新しい仲間をご紹介します!
伊藤さんのインタビューはこちらから>>東都紙器の品質を支える「貼り加工」のエキスパートを紹介します!
山岸さんのインタビューはこちらから>>打ち抜きひとすじ40年!熟練職人の技術。
ラッピングトラックの記事はこちらから>>東都紙器のラッピングトラックが誕生しました!
限られた時間の中で最高のものづくりをする姿勢
――東都紙器ではどんな仕事をしていますか。
犾守:東都紙器ではグルアーのオペレーションを担当しています。印刷の仕事は、数値管理をするのですが、最後の繊細な調整は感覚が頼りです。グルアーも印刷の仕事と同じように知識と経験の両方が必要だと感じます。セッティングについては、教えてもらった通りにできるようになりましたが、その先ができていないので「早く覚えたい」という焦りもあります。先輩の伊藤さんが教えてくれることを吸収して、経験を積んでいきたいです。
――東都紙器ではベテランの社員が多いですが、雰囲気はどうですか。
犾守:印刷会社にいたころも10代~70代まで、幅広い年齢層の社員がいました。そのため東都紙器でもコミュニケーションに戸惑うことはないですね。東都紙器で印象的だったのは、みなさんの動きにムダがないことです。限られた時間の中で生産性を上げつつ、いいものを作ろうとする意識が高いと思います。
――東都紙器の社員はお昼に仕出し弁当を食べる人が多いのですが、犾守さんはお弁当を持ってきていますよね。
犾守:お弁当は自分で作っています。今は一人暮らしなので、自炊もしています。ポイ活もして、毎日楽しく節約しています。
――今後の目標を教えてください。
犾守:これからはできることを増やしていきたいです。機械のオペレーション以外にもたくさん仕事はあるので、丁寧に仕事をして周囲の人から信頼を得たいと思っています。
社長よりひとこと:
誰とでも穏やかに接していて、ベテラン社員と談笑している姿もよく見かけます。普段から仕事熱心で、いろいろな知識を吸収しようとする姿勢がすごいと思います。機械のオペレーションは一見単純なように見えますが、センスも必要です。焦る必要はないので、失敗しても次につなげる気持ちで挑戦してほしいです。