「中枠(緩衝材)はどんなものが対応できますか?」とよくお客様から問い合わせをいただきます。
ですので、今回の東都紙器ジャーナルでは中枠についてご紹介したいと思います。
【中枠の効果】
中枠には次のような効果があります。
・商品の保護
中枠には、商品が外からの衝撃で破損する、商品がずれるといったことを防ぐ商品保護の役割があります。クッション性で衝撃を吸収し商品をしっかり固定します。
・グレード感の演出
一方で中枠を使用すると高級感を出すことができます。
例えば大きな箱に小さな商品を入れる、箱を開けたときに商品がむき出しにならないようにする、箱の中で商品を美しくディスプレイするといった目的で中枠を使い、商品のラグジュアリーなイメージを表現することができます。
【中枠の種類】
中枠は、波形の「中芯」と、中芯を両面から貼りつけた平らな紙「ライナー」で構成されています。中芯は段の高さや段の数(波の数)によってフルートという種類に分けられ、通常、中枠にはEフルート(段の高さ1.1~1.4mm、段の数30cmあたり93±3)を使用します。Eフルートはタテとヨコの圧縮度が均等なため、自由に箱の設計ができ、ライナーに文字を印刷することも可能です。
中枠の種類には以下のものがあります。ご紹介する順にコストが高くなります。
・古紙パルプ
古紙を原料としたもので、一般的なダンボールのイメージと同じ茶系の色になります。ライナーを特殊紙にすることもできますが、断面はダンボールの色となります。
・バージンパルプ100%
バスク紙など、薄い紙をダンボールのように波形に加工したものです。断面をダンボールの色にしたくない場合はこちらを検討します。
・特殊紙
特殊紙を波形に加工してダンボールと同等のクッション性を実現しています。中芯の色をライナーと合わせることができるため、高級感がアップします。
東都紙器こだわりの中枠とは?
中枠は作り方によって組み立てるコストに大きな違いが出ます。東都紙器では、中枠の組み立て方についても日々研究を続け、独自の形を考案しています。
パッケージは商品の顔であり、ブランドイメージを具現化するものでもあります。コストをなるべく抑えつつ商品の付加価値を向上させるために、東都紙器の持つノウハウをご活用ください。