東都紙器ジャーナル

東都紙器ジャーナル

化粧箱の不正転売対策、製品追跡に!トレーサビリティを実現する可変QRコード印刷(バリアブルQRコード印刷)とは

「化粧箱に可変のコードを印字したい」というご相談を、以前からよくいただいています。

その理由の多くが、不正転売への対応です。

特定の卸売先にのみ販売している自社の商品が、ECサイトなどで不当な価格で販売されている場合があり、メーカー様の悩みの種となっています。

安価な価格で商品が販売されてしまうことが続くと、ブランド棄損にもなりかねません。

このような不正転売を防ぐため、化粧箱に採番したQRコードを印字して、追跡できるようにしたいというご要望は多くあります。

東都紙器では、化粧箱に可変のQRコードを印字する作業も承っています。

そこで今回はバリアブルQRコードについてご紹介します。

バリアブルQRコード印刷とは?

バリアブルQRコード印刷とは、通常のQRコードとは異なり、1つずつ異なるコード値で印刷する技術のことです。

化粧箱にバリアブルQRコードを印字すれば、簡単に追跡できるようになるため、不正転売防止対策としても役立ちます。

QRコードをスマートフォンで読み取ると、写真のように数値が取得できます。

どの商品かコード値から識別できるように「固定文字列+一意の数字」のようにすることも可能です。

一意の数字については、化粧箱に印字する場合、乱数にすることをおすすめしています。

化粧箱は不良が発生した場合にその紙材を廃棄します。この場合、連番を振ってしまうと、欠番が発生してしまうことになります。

そのため、欠番にならない乱数の方が管理しやすいということになります。

バリアブルQRコードの管理方法とは

それではバリアブルQRコードは、どのように管理すればよいでしょうか。

ひとつの方法として考えられるのは、印刷と読み取りのシステムをセットで導入する方法です。

最近では目に見えないコードを印字して、専用の読み取り機で読み取るシステムもあります。

ただ、こうしたシステムは高額になってしまいます。

そのためQRコードをお客様ご自身で管理し、印刷を東都紙器のような化粧箱のメーカーに依頼するお客様も少なくありません。

出荷時にQRコードをリーダーで読み取り、CSVで保存して管理しているお客様もいらっしゃいます。

バリアブルQRコードを化粧箱へ印刷する方法

化粧箱メーカーにQRコード印字をご依頼いただいた場合、印刷方法は大きく分けて2つあります。

  • シール用紙に印字

    QRコードをシール用紙に印字し、後で化粧箱に貼り付ける方法です。
    安価で短納期、箱だけでなく製品に貼ることもできます。また現在、在庫として残っている箱も追跡できるというメリットがあります。
    一方で、シールを貼り付けるため、簡単に剥がれてしまうというデメリットがあります。

  •  箱にQRコードを印字

    箱にQRコードを印字する方法です。QRコードを印字してから表面加工を行うため、QRコードが剥がれたりこすれたりする心配がありません。シールよりも割高ですが、ロットが多くなると安価になります。
    表面加工を行った後の完成パッケージにQRコードを印字する方法もあります。こちらはQRコードの保護の強度が低くなりますが、ロットが少ない場合に安価になります。

バリアブルQRコード印刷なら、東都紙器にご相談ください!

今回は可変のQRコード印刷をご紹介しましたが、可変のバーコードやロット番号を印字することも可能です。

東都紙器では、有価証券のセキュリティ番号印字を専門とするパートナー企業と連携し、化粧箱へのバリアブルQRコード印刷を提供しています。

QRコード印字場所など、デザインについても細かくご提案することも可能です。

出荷の追跡やロットの管理をお考えのお客様、ぜひ一度ご相談ください。

記事検索

お問い合わせ

03-3631-3376

お問い合わせフォーム

付加価値の高い化粧箱を作りたい方はこちら

低コストな化粧箱を作りたい方はこちら

採用情報 共に働くスタッフを募集しています

ページの先頭へ