近頃ではSDGsに取り組んでいるお客様が多いせいか、FSC認証に関するお問い合わせを多くいただいています。
環境保全や企業イメージの向上、社会貢献を目的として採用するお客様が増えているのを感じます。
そこで今回はFSC認証採用のポイントと、環境に配慮した取り組みをアピールできるFSC認証以外の環境ラベルのご紹介をしたいと思います。
FSC認証採用のポイントとは?
FSC認証とは、適切に管理されている森林から、適切な加工・流通過程を経て作られた木質資源であることを第三者認証機関が認証するものです。
SDGsには、17の目標と169項目のターゲットが定められていますが、FSCはその中の14の目標と40項目のターゲットに対して貢献します。
注意したいポイントもあります。
- 申請が必要
申請が完了するまでに1週間ほどの時間がかかるということです。認可が下りないと印刷がかけられません。 - ロゴ規定に従う必要がある
ロゴは大きさや周囲にデザインが入らない等、明瞭な表示が求められます。例えば、写真のパッケージのように、星空の模様を印刷する場合は、ロゴとその周囲の背景を柄なしにしなければなりません。
FSC認証についてはこちらの記事もご覧ください。>>サステナブルな社会を目指して。商品パッケージに表示するFSCトレードマークとは?
FSC認証以外の環境ラベルとは?
FSC認証以外にも、さまざまな環境ラベルがあります。FSC認証と比較して申請を完了するまでの期間が短く、コストを抑えられるものもあります。またロゴの表示も自由度が比較的高いです。今回は、採用されることが多い環境ラベルをご紹介します。
- バガスマーク
バガス (サトウキビの搾りカス )パルプを使用して作った紙であることを証明するマークです。化粧箱を発売するお客様自身が申請する必要があります。 - 国際フェアトレード認証ラベル
その原料が生産されてから、輸出入、加工、製造工程を経て、完成品となる各工程で、国際フェアトレード基準が守られていることを証明します。 - 植物油インキ(ベジタブルオイルインキ)マーク
植物油を含有した印刷インキで、マーク使用基準を満たしたものに貼付できます。印刷会社などが使用許諾契約書を取り交わすことで使用が可能になります。UV印刷で対応できます。 - バイオマスマーク
綿、パルプ、米ぬかといった生物由来の資源を原料にしたバイオマスインキを利用した紙に表示できます。マークを使用する場合、使用料が2年ごとにかかります。
その他にも様々な環境ラベルがあります。東都紙器では環境に配慮した商品パッケージ開発をサポートしています。ぜひお気軽にご相談ください。