東都紙器ジャーナル

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新しい断裁機を導入!

先日、新しい断裁機が工場にやって来ました。古い機械をユニック車で搬出し、写真にある新しい断裁機を運び入れました。

裁断機

職人の世代交代で古い機械を使える人が少なくなってきたので入れ替えたのですが、想定以上にできることの範囲が広がりました。

紙箱製作での断裁機の役割

当社の場合、断裁機は用紙の「大裁ち」に使用していました。

紙箱を製作する工程は、大まかにいうと
(1)印刷

(2)抜加工がしやすいように大判の用紙を断裁する「大裁ち」

(3)抜型をもとに用紙から紙箱の展開図の形状に打ち抜く「抜加工」

(4)紙箱を組み立てるのに必要となる糊貼りを行う「貼加工」

という流れとなります。

今回新しくするのは、この(2)の工程で使う断裁機です。

探していた機械がようやく見つかる!

前の断裁機がこちら。実は昭和35年製で、なんと60年以上使っていました。
裁断機
断裁機は次の作業をしやすくするために用紙を断裁するいわゆる「大裁ち」にしか使っていなかったため、この先もこの機械を大事に使っていこうと決めていました。

しかし、従業員も高齢化して古い機械を使える人がどんどん少なくなっているため、やむなく誰でも簡単に使える新しい機械を導入することになりました。

これほど長い期間使っていると愛着もわいてきます。いざ手放すとなると、寂しい気持ちでした…。

新しい機械については数年前から探していたのですが、工場のスペースに合う大きさのものがなかなか見つかりません。

動線の問題から、他の場所に断裁機を移動させるのも難しいという結論に。

半ばあきらめかけていたのですが、ようやく半年前に機械メーカーからスペースにぴったり合う機械が手に入ったと声をかけていただきました。

新・断裁機により化粧裁ちの仕事にも対応

新しい断裁機は、断裁機メーカーの老舗・永井機械鋳造株式会社のものです。

筐体は20年前のものですが、中身を最新のものに入れ替えています。

実際に使ってみると、簡単に操作できるだけでなく、非力でも大量の用紙を取り回しながら断裁できるため、すごく重宝しています。

さらに新しくしたことで、断裁してきれいな印刷物に仕上げる「化粧裁ち」も対応可能になりました。

当社は紙箱メーカーですが、花火の商品に差し込む台紙や、ワイシャツの形をキープするための台紙などの製作も行っています。

今まで台紙の化粧裁ちの工程は外注していたのですが、内製化することでお客様によりリーズナブルな価格で提供できるようになりました。

「パッケージに商品をセットする時にサポートする台紙を入れたい…」「透明なパッケージなので商品名を表示した台紙を中にいれたい…」といったことでもお気軽にご相談ください。

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