東都紙器ジャーナル

東都紙器ジャーナル

工場見学で見えてきた東都紙器のこれから

東都紙器では技術を若い世代に継承するため、社内の人材育成に取り組んでいます。

しかし社内だけで教育しても自社の仕事のことしか見えていないため、自社のどこが優れているのか、どんな課題があるかを考えないままに仕事を進めてしまうことが多くなっていました。

そこで他社の仕事を見て社員の意識を高めてもらおうと考え、工場見学を実施しました。

訪れたのは、社員2000名以上が在籍する美粧段ボールのメーカーです。こちらの会社では数々の有名企業の食品包材を手掛けています。

事業としては東都紙器と競合する部分があるにもかかわらず、人材育成の課題について相談したところ、今回特別に工場見学を許可いただきました!

スケールだけでなく、緻密な作業に衝撃

工場見学に参加したのは、東都紙器の製造スタッフ、営業、業務スタッフ、そして仕入先の企業の計12名です。

東京ドーム1個分の広い敷地で行われる印刷、抜加工、貼加工の工程を2時間かけてじっくりと見学しました。

工場には最新設備がズラリと並び、複数のロボットがパレット上に製品を積み上げています。

職場には若い人が多く、ベテランの人材は教育係を務めることで技術を継承しています。

普段の仕事と関連する作業を見学しているので、みな真剣に見学していました。

最後の質疑応答では、質問攻めになりました。社員からのさまざまな質問に丁寧に答えて下さいました。

一番印象に残ったのは「品質よりも安全をモットーにしています」という所長の言葉です。

品質をないがしろにするという意味ではなく、働く人が安全に働くことで結果的に品質が向上するという考えに感銘を受けました。

同社では東都紙器が扱うような化粧箱や医療品パッケージは手掛けていないのだそうです。

「化粧箱では東都紙器さんのクオリティは出せませんよ」と思いがけずお褒めの言葉をいただき、嬉しかったです。

お客様にさらなる価値を提供するために

参加した社員からは次のような感想が寄せられました。

広大な工場の敷地に商品や設備が所狭しと置かれているのですが、細かいところまできちんと整理整頓されていることに驚きました。(Y氏)
一番驚いたのはスタッフの方の動きです。全てに無駄がなく、効率的です。スタッフの方一人ひとりの意識が高いと感じました。(I氏)

工場内では5Sが確立されていて、効率の良い作業場になっていたのが印象的でした。時間管理がしっかりしており、生産性に目を見張りました。また設備の機能を最大限引き出して高度な加工を行っており、東都紙器でも設備の使いこなしを改善していきたいと思いました。(W氏)

「一番大事なのは品質でも生産性向上だけでもなく、現場における社員の安全性」という所長の言葉が胸に響きました。(A氏)
工場のみなさんが温かく迎えてくださったので嬉しくなりました。食品包材を扱っているためエアシャワーや防塵服の着用など徹底していたのが印象に残りました。大切な商品を扱っていることを忘れてはいけないと思いました。(D氏)

高機能な設備を多数揃えた生産体制は、東都紙器には真似ができません。ただ、できるところは取り入れていこうとする意識が高まりました。

現在は月1回の製造会議を社員全員で行い、整理整頓の改善と生産ラインの見直しを行っています。

東都紙器に足りなかったところを痛感するとともに、高いクオリティの紙箱を小ロットで作る東都紙器の強みも再認識できた一日でした。

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