重さのある商品、油を使うまたは汁気のある食品、潰れやすい商品・・・紙箱は中にはいっている大切な商品を守る役割もあります。

東都紙器でも、商品の特性に応じて、段ボール素材の紙箱をご提案しています。

段ボールというとデザイン性が損なわれるイメージがあるかもしれません。でも加工をすると厚みのある紙ならではの高級感を出すことができます。段ボール素材の特徴を今まで手掛けた紙箱とともにご紹介します。

段ボール素材とは？

段ボールの場合、1枚の紙でできているわけではありません。中芯があってそれを表の紙と裏の紙で貼り合わせたものです。中芯があるため、外からの衝撃を受けにくく、食品の油や汁が中からもれるのを防ぐ効果があります。

中芯は波のような形をした紙でできています。波の高さにも次のような規格があります。「フルート」は「段」と言い換えることもあります。

表にはDがありませんが、Dフルートはダブルフルート（波を2段構造にした段ボール）の意味合いとなるためです。また、A、B、C・・・の順で厚みが薄くなるわけではありません。

化粧箱では、主にEフルートが使われます。

強度があり、デザイン性の高い紙箱を実現

印刷した紙を段ボールに貼り合わせると、強度があり、デザイン性の高い紙箱を作ることができます。箔押しも可能です。
下の写真はステーキを宅配するための箱です。フィルム加工しているため、高級感のある光沢があり、油染みで商品イメージを損なう心配もありません。内箱にはソースを入れるスペースを容器に合わせて作りました。ステーキやソースの容器がずれないようにストッパーを付ける位置も工夫しています。
強度、大きさ、食品の特性を考慮して、試作を何度も重ねました。

こちらは防災キットの箱です。中には災害直後に必要な水、食品、簡易トイレが入っています。6年間保存可能なものであるため、外箱についても経年劣化を防ぐためにフィルム加工しています。

•  宅配用の箱を作りたい
• お酒など重さのある商品のパッケージを作りたい
•  医療用器具など、何回出し入れしても傷みにくい箱を作りたい

このようなご要望があれば、ぜひ一度ご相談ください。

商品の特性を考慮して作られたオリジナルパッケージは、商品の価値をさらに高めます。商品に最適な紙箱をプロの視点でご提案します。