化粧箱は製品の大事な顔。中に入る商品やその用途によって、化粧箱に求められる特性も都度様々です。前回は トライアル用化粧箱のご紹介 をしましたが、今回は贈答品にふさわしい華やかさや優美さを備えた紙箱のご提案をしたいと考えています。
贈答品におすすめの紙箱とは
贈答品におすすめの紙箱には、次のようなものがあります。
・ 組立箱
蓋箱と身箱でセットになっている紙箱です。デパートでは商品の中身がよく見えるように箱を開けたままの状態で陳列しますが、その場合に組立箱に額縁があると見栄えがよくなります。高級感があり強度が高くなりますが、蓋箱と身箱をそれぞれ組み立てるため、組立作業に時間がかかります。1箱2~3分はかかりますので、ロットが大きくなるとお客様側での手間が大変となり、作業負荷となります。そのためお菓子メーカー様からは組立作業も合わせてご依頼いただくこともあります。
・ 蓋付き組立箱
蓋が身箱と一体になっている紙箱です。蓋を開けて陳列する際も蓋を広げたままにできるため、ディスプレイ性に優れています。組立箱よりも組み立て作業の手間がかからなく、コストも安くなりますが、強度は比較的低くなります。
・ 貼り箱
厚手の紙に高級感のある薄い高級紙を貼り付けた紙箱です。高級感・重厚感がありブランドを訴求することができますが、機械で量産することができず手仕事となるため、費用は高くなります。一般に高級贈答品で使用されることが多い形式です。
贈答品の品格を高めるための工夫
贈答品の品格を高め、ブランドを高めるために、紙箱の形式以外でもさまざまな工夫をすることができます。
例えば、紙箱の中に入れる仕切りは商品を箱に美しく並べて収めるために必要ですが、商品を取り出す際に箱から外れてしまうと、安っぽく見えてしまいます。この場合、仕切りを商品のサイズに正確に合わせるほかに、箱の底の側面に窪みを作り、ここに仕切りを差し込むことで仕切りを取れにくくする場合もあります。
東都紙器では、大切な商品の印象を最大限に高める紙箱作りのお手伝いをしています。ぜひ一度ご相談ください。