東都紙器ジャーナル

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意外に知られていない?!紙箱に革のような高級感を与える「型押し加工」

魅力あふれる商品パッケージは、思わず手に取りたくなるもの。商品パッケージは、今や商品の一部として消費者が購入するきっかけとなる重要な役割があります。

特に最近ではデザインだけでなく、風合いや手触りが重視される傾向にあります。

紙の質感に大きく影響するのは紙の材質ですが、「型押し」も紙箱の世界を大きく広げることができます。

そこで今回は「型押し加工」についてご紹介したいと思います。

型押し加工とは?

型押しとは、紙全体に凹凸を出す手法です。原理は革の加工と同じで、凹凸のあるロール状の金型を上下にセットし、間に紙を通すことでプレスします。

独特の模様と風合いがあり、高級感がでます。

種類も豊富です。写真は「水絞」という加工です。上の紙が加工なし、下が加工したものです。同じ紙質でも風合いが違うことがわかります。

革のような質感で高級感アップ。化粧箱・紙箱・パッケージ_1

こちらは「皮絞」。革のような高級感を出すことができます。

革のような質感で高級感アップ。化粧箱・紙箱・パッケージ_2
紙のメーカーが形押し加工して商品にすることもありますが、一般には印刷してからの加工となるため、型押し加工を専門にする会社も存在します。

型押しした紙箱の例

東都紙器の事例をひとつご紹介します。以前ご紹介した、かりんとうの名店「小桜」様の商品パッケージです。革のような質感で高級感アップ。化粧箱・紙箱・パッケージ_3

小桜様は、もともと商品を専用の紙で包んでいました。包み方にもこだわりがあるため、熟練者でないと作業できないそうです。そのため昨今の人手不足の相まって、包装紙と同じ風合いを出す紙箱を開発するため、東都紙器にご相談に来られました。

包装紙が型押し加工だったため、紙箱で同じ風合いを出せるように試作を重ねました。

小桜の伝統を未来へ受け継ぐ紙箱が制作できたと自負しています!

風合いのある和紙のような質感で高級感アップ。化粧箱・紙箱・パッケージ_4

開発秘話についてはこちらからご覧ください>>伝統を受け継ぐ包装紙の質感を紙箱で再現。包装工程の大幅な削減に成功

小桜様のように和のテイストを出す時に利用されることも多いのですが、洋のテイストでもよく合います。

加工のコストも安価なので、おすすめです!

紙の型押しはあまり知られていないようで、当社からご提案すると「そういう方法もあったんですね」と言われることもあります。紙の材質とはまた一味違った質感を出せると思います。この機会に検討してみてはいかがでしょうか。

東都紙器では長年の紙箱制作のノウハウを生かし、コストを抑えてデザイン性、機能性のある紙箱をご提案します。お気軽にご相談ください。

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