東都紙器ジャーナル

東都紙器ジャーナル

伝統を受け継ぐ包装紙の質感を紙箱で再現。包装工程の大幅な削減に成功

東都紙器で開発した紙箱の事例をご紹介します。

お客様の紹介

浅草のひっそりとした路地裏にたたずむ「小桜」。もともとは料亭「福し満(ふくしま)を営んでおり、当時お土産にしていたかりんとうを専門店として販売する業態に変更しました。
かつては華やかなりし花柳界の象徴として、銀幕スターも通った老舗料亭。そのお土産として愛された小桜のかりんとうは、私たちが思い浮かべる駄菓子とは全く異なるもの。熟練職人の手で生み出される上品で軽やかな味と、やわらかく繊細な食感が食べる人を虜にします。紺の下地に桜の舞い散る美しい包装紙もファンが多いことで有名です。
東京三大かりんとうのひとつと称される「小桜」は贈り物やご進物におすすめ。アマゾン、各デパートのオンラインストアでも購入できます。

お悩み

・包装するのに熟練が必要で、できる人が不足しており、出荷までに時間がかかっていた。
・繁忙期には出荷が間に合わず、品切れの状態が続いた。

東都紙器担当者から

今回、包装工程を簡易化するため、「小桜かりんとう」のカジュアルライン「二種詰め合わせ」について、包装紙に代わる紙箱をということでオーダーいただきました。
開発にあたり、社長様のデザイン画をもとに、包装紙と同じデザイン・質感の紙箱づくりに取り組みました。
料亭の六代目女将である社長のお母さまがデザインした包装紙は、デジタルデータが残っていません。舞い散る花びらは実はみな形が違うため、ひとつひとつ書きおこしました。
デパートで陳列した時に美しく見えるように、包装紙をそのままコピーしたデザインではなく、立体面を意識して花びらの配置をデザインしています。花びらの淡いグラデーションも何度も試作をして、もっとも美しく映える色を選びました。
紙は、片面コードカードBで食品対応の特殊白板紙を使用。箱詰めで紙を折る時にシワにならず、積んだ時につぶれないように、適度な強度がありゴワゴワしないものをご提案しました。
エンボスのしぼりには「皮絞」を使い、コストを抑えた紙で使用していた包装紙のような高級感を出すことに成功しました。

お客様のコメント

株式会社 福し満 代表取締役 井田 健爾様
小桜のかりんとうは、陳列されている時に美しく見えるように、出荷の際に熟練者によってひとつひとつ手作業で包装し、ひもで結んでいます。美しく包装するのには熟練が必要で、出荷まで時間がかかってしまいます。そのため繁忙期には包装が間に合わず、品切れとなることが続きました。そこで、苦渋の選択で「二種詰め合わせ」のみ包装紙をやめ、紙箱を作ることを考えるようになりました。
エンボスの紙箱を開発できる会社をインターネットで検索したところ、東都紙器さんのホームページが見つかりました。ホームページを見ると地元企業である浅草ハムさんのパッケージを手掛けているのがわかり、信頼できそうだと思って連絡したのがきっかけです。
実績はもちろんですが、東都紙器さんは、ひとつひとつの対応が迅速で丁寧。誠実な対応に信頼感を持ちました。また、ブランドイメージを損なわないパッケージをゼロから開発していくにあたって、紙箱の専門的な見地から提案をしてもらったことで、理想に近い形にすることができたと思います。
自社の店舗で先行販売して、お客様にアンケートしたところ、9割以上のお客様が満足してくださり、「かわいい」という意見を多くいただきました。「かわいい」と愛着を持ってもらえたということは、普段使いの商品に合ったデザインになったことの表れではないかと思います。
私どもにとって包装紙は小桜のブランドを形成する要素の一つです。そのため今回の紙箱へのシフトは大きな賭けでした。売れ行きが落ちることを覚悟していましたが、発売してからは売上も好調でホッとしています。これも東都紙器さんが骨身を惜しまず取り組んでくれたおかげだと思っています。これからも小桜の伝統を守りつつ、時代に合ったチャレンジをしていきます。これからも良きパートナーとして、お付き合いをよろしくお願いします。

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